鉄コレ・南海9000系マイトレイン整備

どーも、THでございます。今記事では下記記事にて取り上げた、南海電鉄9000系マイトレインの鉄コレを走行可能な状態(いわゆるNゲージ化)した際の手段・手順等になります。

th53439830.hatenablog.com

施工内容

今回の整備では、交換・改造含め以下の工程で作業を進めた。

  1. 金属車輪への交換
  2. クーラー墨入れ
  3. 前面連結器のTN化
  4. アンテナ取付
  5. パンタグラフ交換
  6. 動力ユニット取付
  7. 増設ヒューズ設置
  8. 貫通幌の設置
# 施工内容 クハ9501 モハ9001 モハ9002 クハ9502
1 金属車輪への交換
2 クーラー墨入れ
3 前面連結器のTN化    
4 アンテナ取付    
5 パンタグラフ交換      
6 動力ユニット取付      
7 増設ヒューズ設置      
8 貫通幌の設置      

※左側がなんば方面、右側が関西空港和歌山市方面。

施工詳細

1.金属車輪への交換(全車)

  • TT-04Rを2セット使用
  • スペーサーは大きい方のみ使用

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2.クーラー墨入れ(全車)

  • 上部と側面をファレホの「ブラックグレイズ(70.855)」で塗装

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3.前面連結器のTN化(クハ9501/9502)

  • 207系用TNカプラー<JC25>を使用
  • 実車に合わせ電連を1段削り取り

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4.アンテナ取付(クハ9501/9502)

  • 製品付属のものを所定位置に取付

5.パンタグラフ交換(モハ9001)

  • メーカー指定のものを取付

6.動力ユニット取付(モハ9001)

今回使用したのはGM製コアレスモーター20m級Aであるが、台車間距離と連結面までの距離に差異があるため、動力台車・動力ユニットに加工が必要となる。

動力台車の加工

①カプラーポケットを切断

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②走行用パーツのカプラースペーサー(小)を接着し、カプラーを取付

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動力ユニットの加工

①台車受けの端1mmを切除

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②ユニットカバーの突起部分を切除、車体窓パーツに干渉する部分を切削

③スペーサー部分にプラ板を接着し延長

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④床下機器は0.5mm x 1.5mmのPlastructを59.5mm使い、ダイキャストの凹みを埋めてから、モーターボックスと干渉する部分を切削し接着

7.増設ヒューズ設置(モハ9001)

  • 増設ヒューズはKATOのAssyパーツ「京急2147 ヒューズ箱(中)(Z04-7711)」を使用
  • すでにある2つのヒューズ共々ファレホ「ライトグレー(70.990)」で塗装

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下記画像の赤丸で囲んだものが増設されたヒューズ箱である。

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8.貫通幌の設置(クハ9501)

通勤車の4連・2連にはなんば側先頭車に貫通幌が付けられているため、これを再現。

  • 一番サイズの近いGM製パーツ(No.8613)を使用
  • 側面・内面をファレホ「ライトグレー(70.990)」で塗装

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これで自走化&一応(最低限)のディテールアップが完了しました。(走らせられる環境が自宅にないので試運転はできていません)(車外スピーカーから目をそらしつつ)

今記事はここまでとなります。次回作は未定です。