鉄コレ・南海9000系マイトレイン整備
どーも、THでございます。今記事では下記記事にて取り上げた、南海電鉄9000系マイトレインの鉄コレを走行可能な状態(いわゆるNゲージ化)した際の手段・手順等になります。
施工内容
今回の整備では、交換・改造含め以下の工程で作業を進めた。
- 金属車輪への交換
- クーラー墨入れ
- 前面連結器のTN化
- アンテナ取付
- パンタグラフ交換
- 動力ユニット取付
- 増設ヒューズ設置
- 貫通幌の設置
# | 施工内容 | クハ9501 | モハ9001 | モハ9002 | クハ9502 |
1 | 金属車輪への交換 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
2 | クーラー墨入れ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
3 | 前面連結器のTN化 | ◯ | ◯ | ||
4 | アンテナ取付 | ◯ | ◯ | ||
5 | パンタグラフ交換 | ◯ | |||
6 | 動力ユニット取付 | ◯ | |||
7 | 増設ヒューズ設置 | ◯ | |||
8 | 貫通幌の設置 | ◯ |
施工詳細
1.金属車輪への交換(全車)
- TT-04Rを2セット使用
- スペーサーは大きい方のみ使用
2.クーラー墨入れ(全車)
- 上部と側面をファレホの「ブラックグレイズ(70.855)」で塗装
3.前面連結器のTN化(クハ9501/9502)
4.アンテナ取付(クハ9501/9502)
- 製品付属のものを所定位置に取付
5.パンタグラフ交換(モハ9001)
- メーカー指定のものを取付
6.動力ユニット取付(モハ9001)
今回使用したのはGM製コアレスモーター20m級Aであるが、台車間距離と連結面までの距離に差異があるため、動力台車・動力ユニットに加工が必要となる。
動力台車の加工
①カプラーポケットを切断
②走行用パーツのカプラースペーサー(小)を接着し、カプラーを取付
動力ユニットの加工
①台車受けの端1mmを切除
②ユニットカバーの突起部分を切除、車体窓パーツに干渉する部分を切削
③スペーサー部分にプラ板を接着し延長
④床下機器は0.5mm x 1.5mmのPlastructを59.5mm使い、ダイキャストの凹みを埋めてから、モーターボックスと干渉する部分を切削し接着
7.増設ヒューズ設置(モハ9001)
- 増設ヒューズはKATOのAssyパーツ「京急2147 ヒューズ箱(中)(Z04-7711)」を使用
- すでにある2つのヒューズ共々ファレホ「ライトグレー(70.990)」で塗装
下記画像の赤丸で囲んだものが増設されたヒューズ箱である。
8.貫通幌の設置(クハ9501)
通勤車の4連・2連にはなんば側先頭車に貫通幌が付けられているため、これを再現。
- 一番サイズの近いGM製パーツ(No.8613)を使用
- 側面・内面をファレホ「ライトグレー(70.990)」で塗装
これで自走化&一応(最低限)のディテールアップが完了しました。(走らせられる環境が自宅にないので試運転はできていません)(車外スピーカーから目をそらしつつ)
今記事はここまでとなります。次回作は未定です。