KATO E261系サフィール踊り子 1号車Assyを組み立て&色差しする

どーも、THでございます。今回は数式は一切出てこない鉄道模型のお話です。

はじめに:Assyパーツとは

KATO製品には特別企画品を除き「Assyパーツ」という補修用パーツが設定されており、必要なパーツのみを手に入れることができる。特にある種のパーツを揃えれば1両分を作成することができるため、1両単位の増結に利用されることもある。

車両1両をまるごと作成するためには、

  • ボディ
  • 床下セットor動力ユニット
  • 台車(M車の場合は動力台車)
  • パンタグラフ(必要な場合)

が必要で、屋上機器・幌はボディに、座席・ライトユニットは床下セットに、カプラーは台車または床下セットに付属する。

車両を組み立てる

今回は1号車のクロE260-2を組み立てるので、対応するボディ、床下セット、台車を購入。

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袋から取り出すとこんな感じ。床下セットには専用の室内灯プリズムが付属。

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なお組立方法は素直にはめるだけ。最近のKATO製品の台車はスナップオン形式となっており、接着剤はおろかネジも不要である。

そして組み上がったのがこちら。(上:海側、下:山側)

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不満殺到!その理由は……

実はこの製品の発売当初からネットで批判されている箇所が2つある。

  • 先頭車スカートの内部に一部塗装がされていない
  • 床下機器が一体成形のため一部機器のカラーが異なる

どちらも印刷や製品化の都合上仕方ない部分ではあるが、今回はこの2箇所に色差しをおこなることとした。

塗装工程①:マスキング

スカートは該当パーツを取り外し、余計な部分まで塗装されないようマスキング。

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床下機器についても該当機器のある周辺のパーツを取り外してマスキング。ちなみにKATO製品はDCCフレンドリーということもあり、ちょうどDCC加工部にこの機器が配置されたためこれだけのパーツのみで作業が可能となっている。

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塗装工程②:調色

塗料については有機溶媒不使用の水性アクリル塗料「ファレホ」から写真の4種を使用。

  • 70951 ホワイト
  • 70953 フラットイエロー
  • 70990 ライトグレー
  • 70855 ブラックグレイズ

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スカートには車体と同様の白を塗装するのだが、完全な「純白」ではないため黄色を使い調色。写真の配分から始め微調整し使用した。

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床下機器については、実写の落成時はシルバーであったが、それではなじまないので「明るいライトグレー」を選択。ライトグレーに更に白を使い調色。最終的には写真の倍の白を使用することになった。

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塗装工程③:塗装

肝心の塗装では、対象面積が小さいため筆ではなく爪楊枝を使用。

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乾燥後、マスキングを外したのがこちら。床下機器の方は多めの水で溶かしたブラックで墨入れを実施。

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作業完了(おわりに)

車体に組み戻すとこんな感じ。無事それらしさがアップしたように思える。

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ちなみにこの塗料、金属塗料皿内で完全に乾燥しない間はこのようなゴム膜のような状態になるので、この段階で爪楊枝でかき集めてしまえば簡単にきれいにすることが可能。紙ゴミも最小限で済むうえに汚水も発生しないので環境にも良い。

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それでは今回はここまでです。閲覧ありがとうございました。