偏差値181億に真剣に立ち向かう話(1)―序文―
どーも、THでございます。
突然ですが、皆さんは2020年3月にめでたくリリースから7周年を迎える、とあるスマートフォン向けゲームアプリをご存知だろうか。
株式会社コロプラから配信されている「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」(通称:黒ウィズ)である。
私自身も2014年6月に始めて以来プレイし続けているが、このゲーム、「クイズRPG」というジャンルが災いしてかどうかはわからないが、あまり一般受けは良くなかったりする。
ゲーム自体に関しては各自調べていただくとして、ある1人のユーザーによってゲーム中のキャラクター(以降「精霊」と呼ぶ)への評価記事が昨年11月に発表されたのがことの発端である。
ちなみに言っておきますが、健全な方は記事の内容を読む必要は特にございません。
この記事では、精霊に対する評価を独自の基準に則った「偏差値」*1を用いて行っている。
その評価結果が想定以上にぶっ飛んでいるのである。以下に評価内容を抜粋する。
精霊 | 偏差値 |
プリフィカ ミーテ |
81 |
サフィナ | 11,081 |
リャーテ | 111,081 |
ダリア | 18,111,081 |
リタ | 18,118,111,081 |
……まさかの最大偏差値181億1811万1081である。
そして、この衝撃的な記事が掲載された翌日、別のユーザーによって考察記事が投稿された。
この記事では、その偏差値が、
- 上位何%にあたるのか
- 何人に1人の存在なのか
を計算知識エンジン「Wolfram Alpha」によって検証している。以下にその結果を抜粋する(何人に1人の存在なのかについては省略した)。
偏差値 | 上位◯% |
81 | 0.0967603 |
11,081 | 0.×10-98 |
111,081 | 0.×10-99 |
18,111,081 | 計算不可 |
18,118,111,081 | 計算不可 |
なんということでしょう。あのWolfram Alphaですら後半の計算ができていないではありませんか。しかも2番めからすでに仮数部*2が正常に表示されていない。こ れ は ひ ど い。
しかし、Wolfram Alphaが高々10のマイナス100乗程度で音を上げるとは到底思えないので(ユーザーの経験と勘による)、この強大すぎる偏差値について再検証してみたいと思う。
なお、上記の考察は統計学関数を用いた「統計学的アプローチ」によって与えられているが、今後の検証ではこれに加えて「数学的アプローチ」と「科学的アプローチ」も交えていくことにする。
とはいえ、既に文字数が210を超えてしまっているようなので、今回はこの辺で引き上げることにする。なお、次回の投稿予定は未定である。
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